歯周病・虫歯・口内ケアなど訪問歯科診療の治療内容【訪問歯科実記】

訪問歯科診療はどこまで治療できるのか

歯科医院の診察台は大がかりなのに、訪問診療で持ち運べるようなサイズの器材でどこまでできるのか、心配に思われたことはありませんか？技術が進歩し、あらゆる道具を小型化できたおかげで、実際にはお口のお悩みのほとんどを解決できます。こちらでは、訪問歯科診療でできることをご紹介しています。

虫歯・歯周病の治療

虫歯や歯周病は、他のあらゆる全身疾患との繋がりがあります。歯の痛みそのものも苦しいものですので、これらに対処可能な準備を整えております。虫歯治療はもちろん、レントゲンも携帯可能なものがありますので、虫歯が痛みだした場合はすぐにご連絡ください。

虫歯は痛みが出るため自覚しやすいですが、歯周病は痛みとして症状が現れにくいため、気づかれないまま進行してしまうケースがあります。歯がぐらぐらしている場合や、歯茎の色に違和感がある場合、出血や口臭が気になってきた場合には歯周病のおそれがあります。ご家族様やヘルパー様は、注意深く見守ってください。

入れ歯やブリッジに関するご相談

訪問歯科診療では、入れ歯に関するご相談が最も多い傾向にあります。入れ歯に違和感を感じたり、汚れが気になったり、紛失などしてしまった場合にはご連絡ください。修理、調整、作成のほか様々な悩み事に対応可能です。

口腔ケア

歯垢や歯石のクリーニングを行っております。お口の病気を予防するため、適切なブラッシングの指導なども行っております。患者様本人による歯磨きが難しい場合は、介護されている方の協力も必要となります。口腔を綺麗にしておく事は、感染症の予防や、全身疾患の予防に繋がります。また生活の質を保ち、健康を維持することもできます。生きるための活力に直結するため、高齢の方にとっては大変重要です。

飲み込みのリハビリ

年齢を重ねると、食べ物を飲み込み、胃に送り込むという一連の動作がうまく出来なくなってしまうことがあり、これを嚥下障害（えんげしょうがい）と呼びます。

ものを喉に詰まらせ、窒息する原因となります。細菌を間違って肺に送り込んでしまい、誤嚥性肺炎を発症する可能性もあります。また水も食べ物も満足にとれなくなるため、脱水症状や栄養失調の危険もあります。高齢者の死因としても、非常に多いこれらの原因は、嚥下障害だったのです。嚥下障害を改善するため、リハビリも訪問歯科診療にて行っております。

定期検診

その他、定期的な検診も行っております。虫歯や歯周病を含め、口腔内のトラブルをいち早く発見するために重要です。訪問歯科診療は、外来受診と同様の虫歯治療から、お食事や入れ歯に関するお悩みなど、なんでもご相談いただける制度です。お気軽にご利用ください。